女子プロゴルフ界の“新女王”竹田麗央、その強さの秘密は父親にあると言われています。
竹田麗央の強さの秘密を探っていきましょう!
2024年、日本女子ゴルフ界に突如現れ、その圧倒的な力で女子プロゴルフ界で
「顔」となった竹田麗央選手。4月の「KKT杯バンテリンレディス」でのプロ
初優勝を皮切りに、翌週も勝利して2週連続優勝を達成し、
その後も破竹の勢いで勝ち星を重ね、2024年は年間女王および賞金女王の
タイトルを掴み取りました。
そして、25年からの米女子ツアー出場権をも獲得し、一気にスターダムを
駆け上がった彼女は、まだ21歳という若さで、
既に世界へとその歩みを進めています。彼女はなぜこれほどまでに強いのでしょうか?
才能を磨いたのは父親が経営する地元熊本のゴルフショップ
竹田麗央選手の実家がある熊本県合志市は、
熊本市のベッドタウンとして発展しており、ゴルフ場や練習施設が点在する、
スポーツに親しむ環境が整った地域です。
•「ジップゴルフ」という練習拠
父親の宜史さんが熊本県合志市で経営するゴルフショップ「ジップゴルフ」は、
竹田選手にとって幼少期からの大切な練習拠点でした。
ショップには試打室が併設されており、閉店後には竹田選手が自由に
練習に励む姿が見られたといいます。
この環境が、彼女の技術向上に大きく貢献したようです。
幼い頃からのゴルファーとして強くなる環境で育っていたんですね。
・アマチュア時代からの輝き
竹田選手は、地元の熊本国府高校に進学し、ゴルフ部でスキルを磨きました。
高校1年で「九州ジュニアゴルフ選手権」優勝、
2021年には「日本女子オープン」でアマチュアとして7位に入賞し、
ローアマチュアを獲得するなど、全国にその名を知られるようになりました。
•鮮烈なプロデビュー!
2021年、高校3年でプロテストに一発合格し、
プロゴルファーとしてのキャリアをスタートさせています。
高校生でプロ合格、しかも一発合格はさすがですね。
強さを支えるクラブセッティング
竹田選手の圧倒的なパフォーマンスを支えるのは、
自身のフィジカルとショット傾向を最大限に活かした緻密な
クラブセッティングです。
彼女が2025年使用しているクラブセッティングを詳細に紹介します。
注:プロは頻繁にクラブ調整を行いますので、
記事と実際使用するクラブセッティングが異なることがあります。
•ドライバー
『スリクソン ZX7 Mk II LSプロト』(9.5度)を使用。
シャフトは『TOUR AD UB-5X』で、先端が硬く軽量ながらも
しっかりとしたXフレックスを選び、
風に強い弾道と方向性の安定を両立しています。
•フェアウェイウッド
『スリクソン ZX Mk II』(15度)の3Wを1本だけセッティング。
シャフトは『TOUR AD UB-6S』で、強弾道とスピン量の安定を意識しています。
•ユーティリティ
『スリクソン ZX Mk II』の3U(19度)と4U(22度)を採用。
シャフトは『TOUR AD DI-75 HYBRID S』で、
球の上がりやすさと直進性を両立し、ロングゲームの要となっています。
•アイアン
飛距離と高さを重視する5番には『スリクソン ZXi5』を、
操作性とスピン性能を重視する6番からPWには『スリクソン ZXi7』を
採用するコンボセッティング。
•ウェッジ
『クリーブランド RTZ』(50度、54度、58度)を3本体制で導入。
打感が柔らかくフェースに乗る感触が良いとされ、
ソール形状も特徴的で抜けがよく、様々なアプローチに対応し、
ショートゲームでの寄せ能力を高めています。
•パター
『オデッセイ Ai-ONE #7S』のマレット型を選択。
視認性と直進性に優れ、
ロングパットの距離感とショートパットの安定性を支えています。
•ボール
スリクソン契約選手として最新モデルの
『スリクソン Z-STAR 2025年モデル』を使用。
打感が柔らかく、グリーン周りのスピン性能とフルショットでの
低スピン性能のバランスが、彼女のプレースタイルとマッチしています。
進化し続けるスイングとメンタル
竹田選手のプレースタイルは、
ツアー屈指の飛距離を誇るドライバーが「生命線」であり、
パー5の平均スコアがツアー1位という抜群の安定感を見せます。
・男子プロのようなダイナミックなスイングフォーム
彼女のスイングは「完全に新世代のスイング」と評され、
海外ツアーの男子選手(ローリー・マキロイやホアキン・ニーマン)に
近いダイナミックさを持っています。
ダウンスイングで背骨が真っすぐで上半身が右に傾かず、
頭の位置も安定。
・パワーフェード
日本の女子プロに多いドローボールではなく、
パワーフェードで飛ばすプレースタイルも
海外男子選手に共通しています。
・右足の強烈な踏み込み
ダウンスイングでは右足がツマ先立ちになるくらい前に
踏み込むことで、右腰と右肩を高くキープし、
わずかなアウトサイド・イン軌道でフェードボールを打っています。
・野球との共通点
野球好きである竹田選手は、
バッティングとゴルフスイングに共通点が多いと語っています。
「ボールにエネルギーを伝えるための体重移動、
そして体の近くを通してコンパクトなスイングにする
右ひじの使い方が同じ」と分析しています。
ゴルフでも野球と同じく、下半身リードで動いています。
そういえば、プロ野球選手にもゴルフの好きな選手が多いですね。
竹田麗央の家族はスポーツ一家
彼女の父親、竹田宜史さんは元高校球児であり、
法政大学でも野球を続け、現在は競技ゴルファーでもあります。
母親の平瀬哲子さん(現姓:竹田)は元プロゴルファーであり、
竹田選手にとって最初のゴルフコーチでした。
父親や母親が最初のコーチという一流プロスポーツ選手は多いですが、
竹田麗央もその一人です。
さらに、彼女の叔母は元賞金女王の
平瀬真由美プロ(1993年、1994年賞金女王)という、
まさに「ゴルフのサラブレッド」と呼ぶにふさわしい血筋です。
兄の有男さんと弟の征士朗さんも野球に打ち込むなど、
家族全員がスポーツに深く関わるまさにスポーツ一家なのです。
まとめ
竹田麗央選手の強さの秘密は、
ゴルフ一家(実家)父親が経営するゴルフショップが
提供した幼少期からの練習拠点、
そして母親や兄からの揺るぎない支えにあります。
まだ21歳という若さで、
日本を制し世界へと羽ばたき始めた竹田麗央選手の今後の活躍から、
ますます目が離せません。
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